3月と言えば、桃の節句ですね。
そこで今回は、折り紙で5段の壁飾りのお雛様の折り方をご紹介します♪
お雛様って、子供のうちは「キレイだな~。」と眺めるだけで、その一つ一つの意味を知りませんでした。
しかし、今回折り紙で折ってみて、その一つ一つの意味も調べてみたので、折り方と合わせてご紹介します^^
【完成写真はこちら】
それではまず最初に、今回ご紹介する、五段飾りのお雛様をご覧下さい。
私が幼い頃に、実家に飾ってあったお雛様を思い浮かべながら作ってみました。
この折り紙なら大人の高齢者の方はもちろん、保育園の五歳児、六歳児の幼稚園の年中・年長さんでも出来ますので、幼稚園や保育園の2月や3月の製作活動としても使えますよ♪
2月から分担して作り、最後に飾り付けすると迫力満点ですね。
まだ手先が不器用な三歳児、四歳児年少さんなら、金の屏風や高杯(たかつき)、桜といった周りの飾りを担当すると一緒に協力できます。
もちろん幼稚園の先生や保育士さんがこっそり作って壁飾りにするのもOKです(笑)。
また、高齢者施設などでお年寄の大人なレクリエーションにもオススメです。
こっそり1人で作るのは勿論、このように皆でわいわいと手作りするのも楽しめますよ^^
折り紙作家のカミキィさんの人気の折り紙の本です♪折り紙は脳活にも良いので、是非参考にしてくださいね。
ひなまつりの折り紙。お雛様(雛人形)の五段飾りの並べ方
それでは早速、五段飾りのひな人形を折っていきましょう。
っと、その前に…….、
雛人形と言っても沢山あるので、何があるのかひとつひとつ見ていきましょう^^
上の段から順に見ていきます。
1、2、新王:男雛(お内裏様)・女雛(お雛様)
3、梅の花
4、三方(さんぽう)
5、雪洞(ぼんぼり)
6、屏風(びょうぶ)
【二段目】
7、三人官女(さんにんかんじょ)
8、高杯(たかつき)
【三段目】
9、五人囃子(ごにんばやし)
【四段目】
10、随身(ずいじん):左大臣と右大臣
11、菱餅(ひしもち)と懸盤膳(かけばんぜん)
【五段目】
12、仕丁(しちょうorじちょう)
13、橘(たちばな)
14、桜① 【背景】
15、桜②
16、雛壇
お雛様の五段飾りでは15種類のお人形やお道具やお花がありましたね。
並べ方は地方などによって、若干異なるので、お好みの並べ方で並べてみて下さいね。
これだけあると、全部作って並べるのは大変と思う人もいるかと思います。
そういう人は、一段目や二段目のお内裏様とお雛様や三人官女、五人囃子とお雛様 三段飾り方にしても良いですね。
余裕のある人は、是非五段のひな人形を作ってみて下さい♪
自分に合った方法で、楽しんで作ってみて下さいね^^
どれもこれも、思いを込めて折ったお雛様は、思い出に残ること間違いなしです♪
最後に、この出来上がったお雛様を見た、我が子供達の様子をご紹介しているので、良かったら参考にして下さい^^
大人の折り紙のお雛様。簡単に子どもや高齢者でも可愛い3月のひな祭りの五段飾りを作れます♪
それでは早速折り紙で五段飾りのお雛様を折っていきましょう。
上から順にご紹介します^^
まず最初に【一段目】から見ていきましょう。
1&2、新王:男雛(お内裏様)・女雛(お雛様)
ひな祭りの主人公のお内裏様とお雛様です。
平面で、少し厚みのある、しっかりとした雛人形が完成します。
お内裏様とお雛様は途中までは折り方が一緒なので、簡単に折る事が出来ますよ♪
今回五段飾りに折ったお雛様以外にも、もっと簡単に折れるお雛様2種類や、
立体のお雛様もあります。
是非参考にしてみて下さいね^^
また、ユーチューブの動画で別の折り方で着物が広がってステキな折り方もあるので、良かったらチェックしてみて下さいね。
3、梅の花
梅の花は、お内裏様とお雛様の間に飾ります。
こちらの梅の花は少し厚みがあって、ハサミを使用するので、小さい子供さんが折る場合は、ママが近くで見守ってあげて下さいね^^
通常の折り紙(15㎝×15㎝)で折ると、大きくて全体のバランスが悪くなるので、今回は通常の折り紙を16分の1の大きさにして折りました。
かなり細かい作業になるので、ここは是非気合を入れて折ってみて下さいね(笑)!
4、三方(さんぽう)
三方は神前や偉い人にお供え物をするときに、物をのせる台の事を言います。
三方は立体なので、今回は折り紙で折らず、形を作って切り取り、貼り付けました。
脚の付いていない三方と、脚の付いている三方の折り方があるので、是非参考にしてみて下さいね^^
5、雪洞(ぼんぼり)
お内裏様とお雛様を優しく照らすぼんぼりです♪
ぼんぼりという由来は、灯りをともした状態で「ほんのり」という言葉から生まれたという説もあるようです。
折り紙2枚で2つのぼんぼりが完成します♪ 途中ハサミを使うので、幼児さんと折るときは、見守ってあげて下さい。
丸くてとってもかわいい雪洞なので、是非お雛様とあわせて作ってみて下さいね。
6、屏風(びょうぶ)
屏風を折るときは、金色の折り紙を使うと、とっても華やかになります。
金色の折り紙が無い場合は、黄色や、少し柄の入った物でも華やかにるのでオススメですよ。
難しい折り方も無く、山折り、谷折りの繰り返しなので、とっても簡単に折る事ができます♪
なので、幼稚園の年少さんや保育園の3歳児さんにもオススメです。
今回は通常の折り紙1枚を、折り目をしっかりつけてから、開いて画用紙に貼り付けました。
折り目をしっかり付ける事で、開いて貼り付けても、屏風らしさを表現することが出来ますよ^^
これで、一段目は終わりです。
一段目は結婚式の主役のお内裏様とお雛様が飾られている段なので、道具もいっぱいありましたね。
それでは次に、【二段目】を見ていきましょう。
7、三人官女(さんにんかんじょ)
三人官女はお雛様が幼いころから身の回りのお世話をしていて、結婚式ではお内裏様とお雛様のサポートやお酒を注ぐ役割があります。
三人官女には立ち雛と座り雛の2種類がいて、三人のうち一人だけ違う姿をしているお人形がいます。
なので、一人だけ違う姿をしている人形を真ん中に置くようにして下さいね。
今回は、座り雛を真ん中にして、残り2人は立ち雛で、座り雛の両脇に飾りました。
こちらの三人官女は以下を参考にしてください。
幼稚園や保育園の子供さんが折るには少し難しいかもしれませんが、大人が折るには、慣れれば簡単に折る事が出来ますよ♪
途中ハサミを使用するので、注意して下さいね。
また、もっと簡単に折れる三人官女はこちらを参考にしてみて下さい。
ただ、簡単に折れる三人官女は、今回の五段飾りの他の人形と比べると、バランスが悪くなります。
15㎝角の折り紙で折ると、大きくなりすぎ、15㎝角の折り紙を四等分にした大きさで折ると、他の人形と比べて少し小さくなります。
それでも、簡単な折り方が良い!っという人は、折り紙を四等分した大きさで、少し小さめの三人官女を折ると良いですよ♪
8、高杯(たかつき)
高杯(たかつき)とは、皿に脚をつけた土器のことで、縄文や弥生時代の大昔からある形です。
身分が高い人に献上するために使用する器で、雛道具では、紅白の二段重ねの丸いお餅をのせています。
今回は、高杯や丸いお餅の形をキレイに出すために、折り紙に絵を描いて、切り絵にして貼ってみました。
これで二段目は終わりです。
それでは次は【三段目】に移りましょう。
9、五人囃子(ごにんばやし)
五人囃子は、お内裏様とお雛様の結婚式を音楽で盛り上げる役割です。
五人囃子にも三人官女と同じように、座り雛、立ち雛の2種類があります。
向かって左から二番目、三番目が立ち雛になります。
折り方は、座りびなも立ち雛も途中までは一緒なので、折りやすいですよ♪
これで三段目は終わりです。
三段目は五人囃子だけでシンプルでしたね♪
次は【四段目】に移ります^^
10、随身(ずいじん):左大臣と右大臣
随身は別名、左大臣(さだいじん)と右大臣(うだいじん)と呼ばれ、お内裏様とお雛様をお守りする役割を担っています。
そのためか、この五段飾りの雛人形の中では一番大柄です(笑)
左大臣と右大臣とありますが、折り方も一緒なので簡単に折る事ができます♪
ただ、途中ハサミを使用するので、子どもさんが折るときはお家の方が見守ってあげて下さいね^^
11、菱餅(ひしもち)と懸盤膳(かけばんぜん)
菱餅は、その名の通り、ひし形の形をしたお餅で、桃の節句をお祝いする行事食です。
色は、赤、白、緑の3色もあれば、地域によっては2色や5色、7色の菱餅もあるそうです。
何故、赤、白、緑なのかというと、その色にはちゃんとした理由がるのでご紹介しますね。
このように、菱餅の色ひとつとっても、ちゃんとした意味があるとは、雛人形って奥が深いですね♪
今回は、この菱餅を2種類折ってみました。
2種類と言っても、見た目は一番上のピンクのお餅の横が尖っているかいないかの違いです。
どちらも簡単に折る事ができますよ♪
折り紙で折った五段飾りのお雛様には、通常の折り紙を16分の1の大きさで折ると、バランスの良い大きさになります^^
続いて、懸盤膳(かけばんぜん)は菱餅の隣に置かれ、高級なお膳の型です。
懸盤膳では、上の右に平椀(おひら)、下の右に汁椀、中央に腰高(高坏・たかつき)、 上の左に壷椀(おつぼ)、下の左に飯椀という置き方をします。
これら全てを折り紙で折るのは難しいので、黒い折り紙に描いて切って、貼り付けちゃいました(笑)。
無理して作っても楽しくないので、楽しめる範囲で完成させて行きましょう^^
これで四段目は終わりです。
次は【五段目】を見ていきましょう♪
完成まで後もう少しですね^^
12、仕丁(しちょう)
仕丁(しちょう)はお内裏様やお雛様の雑務係で、ホウキや塵取り等のお掃除道具を持っています。
雛人形の中では唯一の庶民で、喜怒哀楽がはっきりしていたようです。
折り方は、難しくなく簡単に折る事が出来ます。
表情を付けるときは、向かって左から、怒ってる仕丁、泣いている仕丁、笑っている仕丁と表情によって並べ方もあるようですよ。
13、橘(たちばな)
橘(たちばな)は五段目の向かって左側に飾られ、「魔除け」「邪気払い」の力があると言われています。
特に橘には「不老長寿」を願う役割があるとされています。
今回折り紙では葉っぱを折り、橘の実、枝や下の台は絵を描き貼っています。
葉っぱは、通常の折り紙の16分の1の大きさで折ると、丁度良い大きさになります♪
簡単に折る事が出来るので、是非沢山折って橘を完成させてみて下さいね^^
14、桜①
桜は5段目の向かって右側に飾られます。
桜の意味も橘と同じで、「魔除け」「邪気払い」の力があると言われています。
このように、五段目に飾られている橘や桜は、健やかに育つための象徴とされています。
折り紙で折った桜は、2で紹介した梅の花の折り方と殆ど同じで、最後が少し違うだけです。
折り紙は通常の折り紙の16分の1の大きさで折っています。
細かい作業になりますが、是非沢山折って、満開の桜を咲かせて下さいね^^
これで五段目は終わりです。
最後に画用紙に貼っている桜の折り方をご紹介します♪
15、桜②
平面で簡単に折れる桜です。
ある程度まで折ったら、桜の花びらを描いてからハサミで切って広げます。
ハサミを使用するので、小さい子供さんは注意して見てあげて下さいね。
平面なので、色々なところに貼り付けるのにオススメです。
真ん中にスパンコールや黄色い丸いシール等でアクセントをつけるとより一層華やかになりますよ♪
是非、沢山折ってお部屋を華やかにしてみて下さいね^^
16、雛壇(ひなだん)
五段飾りの雛壇の作り方は、別記事にまとめたので、是非良かったら参考にしてみて下さいね^^
せっかく折るなら高級な折り紙で折るのもステキです♪
ひな祭りの折り紙。高齢者の大人や3歳児、4歳児、5歳児、6歳児さんの2月3月の春の保育の製作にも最適ですのまとめ
雛人形を五段折るには少々手間と時間がかかりますが、出来上がったときの達成感は何ともいえないものです♪
私は、子供達の驚く顔が見たくて、子供達に気づかれないように、こっそりと1人で製作していました(笑)
そして、子供達の反応はというと・・・、
「うれし~!ピース♪」
写真の通り、幼稚園年少の3歳の娘はとっても喜んでくれました。
ちなみに、今回土台の画用紙の色は、娘の希望でピンクを選びました♪
幼稚園年長の6歳の息子に
「本物のお雛様とママが作ったお雛様どっちが好き?」
っと聞いてみたところ、
「両方!」
っと、嬉しい返事をしてくれました(笑)。
既製品のお雛様も良いですが、こうして一つ一つ折り紙の色や柄、配置、大きさ等、たくさん、た~くさん、考えて出来上がったお雛様は一生の思い出です!
私は、雛人形の着物の柄等選んだり、とっても楽しんで作る事が出来ました♪
このお雛様を見て、少しでも「作ってみたいな~」っと思った人は、是非チャレンジしてみて下さいね^^
★その他ひな祭りにオススメの記事★
かわいい箱を沢山紹介しています。ひなあられの入れ物にも役立ちますよ。
コメント